It’s Sho time!
こんにちは、キリスト教福音宣教会で牧師をしているけんじです。大阪の主聖霊教会に所属しています。梅雨が明けつつある日本各地域ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか??
今日は野球人として決して投稿せずにはいられない、今年のMLBのオールスターゲームについての話題。ひたすら大谷翔平フィーバーの中で終わりましたね。
まずは日本時間7月13日に行われたホームランダービー。日本人として大谷選手が初出場。多くの日本人及び世界のファンが大谷の優勝を期待しました。しかし第一シードで出場も結果は意外にも初戦敗退。私もライヴ観戦していましたが、期待が大きかっただけにちょっとショックでしたね。でもダービー後の本人のコメントを聞いて安心したというか、驚きました。「楽しめた」「皆さんが楽しんで頂けたならそれで良かった」という発言。イベント自体がショー的なものですが、当の本人がとても楽しんで参加したし、負けても全くというほど気にせず、インタビューに答え、周りの一流選手たちとその後の交流を楽しんでいる様子がとても印象的でした。
そして翌日の本番、オールスターゲーム、彼は歴史上初めて、二刀流出場。1番DHとして出場しながら、先発投手として1イニングを投げました。オールスターだけの、そして大谷選手のためにつくられたルールですよね?DHなのに守備に付く。よく理解できないルールでしたが、MLBの歴史も変えたし、世界の人々の認識も覆してくれました。「二刀流ってほんとに可能なんだな」と。そして、シーズン前半は打者としての才能と記録ばかりが目立っていましたが、オールスターでは投手としての才能が輝きました!160キロ連発の少しカット気味に曲がるフォーシーム(速球)と同じ高さから鋭く落ちるスプリット。あれは打てません。無敵を感じさせる三者凡退でした。
試合後にいろいろな記事がアップされましたが、私が気になったのは、大谷選手の投手時、3番アレナド選手を迎えた時に立ち振る舞いについての記事。昨季まで8年間地元ロッキーズでプレーしたアレナド選手に対する大声援とスタンディングオベーションが巻き起こった。その時に大谷選手は自然とマウンドを外し、拍手が鳴りやむのを待ったというその行為が「一流選手の振る舞いだ」と評価されていました。この記事を見た瞬間、投手出身の私は正直心の中で「自分が大谷の立場でも同じことをしただろうな(マウンドを外して待っただろうな)」と思いました。なので、記事を読みながら、日本人の精神性が評価された出来事でもあると感じました。が、その行為をメジャーリーグを代表する選手としての結果を残しながら、またあの若さで、周りの選手に敬意も表しながら自然にやってのける姿が多くの人たちに感動を与えたんだろうと思いました。
今や日本の野球人のみならず、日本人全体と世界中のファンたちの夢をかけて、爽やかに清々しく戦ってくれる一青年の姿に益々エールを送りたくなる瞬間でした。