ステイホームで得たもの⑤
こんにちは。キリスト教福音宣教会、牧師のけんじです。大阪の主聖霊教会に所属しています。コロナがなければ、春休みには実家のある四国に帰省しようかと思っていましたが、まったく無理になったどころか、夏休みの帰省すら怪しくなってきました。しかし、実家に住む両親と大阪に住む私たち家族の間では、いつも以上にお互いの安否、状況を気遣うが故のやり取りと対話が増えたことは良かったことだと思います。
両親を既に亡くされている先生はいつも「親孝行」の重要性、生きているうちに「親に未練なく良くしてあげること」「心からの対話をすること」など、人として生きる上で大切なことをいつも教えてくださいます。ご自身が幼かった頃から長い歳月の中での親子の経緯はたくさん聞いたことがあります。先生は神様、イエス様も本気で愛したし、両親、兄弟も本気で愛してきた方ですね。
私も教会に通い、成長してからは特にいつも「親には良く育ててもらったから、なんとかもっと良くしてあげたい」と思って、努力もしてきたし、その他自分の考え方、生き方、教会で学んだことなども伝えてきました。そうする中で両親が先生の御言葉を聞くようになったことは本当に嬉しかったことの一つです。しかし、それにとどまらず、このステイホーム期間は実質的にお互いを気遣い、頻繁にLINE電話もしながら対話も増えるという素敵な期間にもなりました。
とは言っても、この家食が増えた期間に、たくさんのお米や食材を送ってもらって助けてもらったり、マスクを何箱も送ってくれたり、またもやいろいろ助けてもらうばかりだったなぁと思うのも正直なところです。「このお返しはいつできるのか、、?」そんな思いが募るばかりですが、親を思い大事にする心、愛を尽くす行ないはこれからももっと大事にしていきたいなと思う今日この頃です。